カテゴリー: 国家
経済学は「科学」か? 経済学は〝科学〟ではなく宗教ではないかとさえ感じるほど、10人経済学者がいれば10通りの予測があり、本当のところは日本が財政破綻を迎えてしまうのか、誰もわからないのかも知れませんが、私は、未来がどう […]
「GDP600兆円」を達成できるか? アベノミクス第2ステージの目標の一つである、2020年までに名目GDP600兆円を達成することはかなり困難です。2015年のGDPは501兆円ですから、2020年に600兆円にするに […]
「発散」する財政 わが国の財政にとって一番の問題は税収の10倍以上もの債務があることではなく(もちろんそのことも十分に問題ですが。)、税収があまり増えず、今後は減少する可能性が高いのに、支出が大幅に増え、今後も増え続ける […]
政府はただ手をこまねいているだけではない 財政状況は日増しに悪化していますが、もちろん政府は傍観しているわけではなく、さまざまな検討を行い、制度改良を進めています。その重要事項の一つが「医療や介護にかかる負担と給付の見直 […]
日本の財政と社会保障制度はなぜ破綻していると言えるのか 日本の財政は危機的な状況です、またその主因は社会保障にかかる支出の増大です。 平成27年度の社会保障の決算額は31.4兆円で歳出総額の3分の1を占めており、これは […]
国家機能の制度疲労 現代に入り、国家の役割や位置付けはさらに変化してきています。その一つは企業と国家の関係です。経済がグローバル化している今日では、国内企業が利益を出しても、従業員の賃金が上がるとは限りません。企業として […]
行政の存在感の高まり 経済活動が活発化する前の前近代と、近代以降とでは行政の役割は少し異なっています。 「行政」は市場経済に先んじて、前近代に誕生した社会システムでしたが、市場経済の発達により、市場の失敗を是正する役割が […]
都市の誕生と進化 近代国家誕生に特徴的な変化の一つは、都市が重要な役割を担うようになったことです。前近代は財を生み出す場である農村こそが社会の中心で、市(いち)は人が離合集散するアドホックでテンポラリーな場にすぎませんで […]
統治者の特性 原始宗教が誕生した頃の社会では、自然と神はまだ概念として未分離の状態であり、神は人間に対して恵みをもたらすとともに、災難をももたらす存在として捉えられていた事例が多いです。そのため、神官や巫女は「神=自然」 […]